大前神社に関する記事は、4つに分けてご紹介しています。
- 大前神社紹介今回の記事です
- 大前神社授与品紹介→大前神社授与品ガイド
- 大前恵比寿神社紹介→大前恵比寿神社参拝ガイド
- 大前恵比寿神社授与品紹介→大前恵比寿神社授与品ガイド
大前恵比寿神社は、大前神社の境内に鎮座する恵比寿信仰の神社です。
金運に特化した社殿なので別記事にてご紹介しています。

こんにちは、あちです。
栃木県真岡市に鎮座する大前神社は、延喜式内社として知られる神社です。
開運招福や商売繁盛・良縁などを願い、多くの方が参拝に訪れます。
この記事では、大前神社の概要や由緒、ご祭神とご利益、境内の見どころを紹介します。
あわせて、参拝体験をもとに駐車場の選び方や参拝順を整理しました。
初めての方でも迷いにくいよう、実用面を重視して紹介します。
✔大前神社の由緒と歴史
✔ご祭神とご利益(信仰されている内容)
✔駐車場の選び方と参拝の流れ
✔境内の見どころ(社殿・幸せ参道など)
✔一粒万倍来福祈願祭について
✔アクセスと駐車場情報
一粒万倍日とは?
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、「一粒の籾が万倍にも実る」という意味を持つ吉日とされる日です。
この日に始めたことは大きく実るといわれ、開業や財布の新調、神社参拝などにも良い日として知られています。
大前神社とは?

大前神社の由緒
大前神社は、神護景雲年間(767年頃)に再建されたと伝わる、1500年有余の歴史を持つ延喜式内社です。
延喜式神名帳に記載された下野国の式内社11社の一つとされる古社として知られています。
ご祭神には、福の神として知られる大国主神(大己貴神・だいこく様)と事代主神(えびす様)が祀られており、開運招福の「二福神」をお祀りする神社として知られています。
境内には、文禄2年(1593年)に再建された本殿と、元禄初め頃に完成した拝殿があり、極彩色の彫刻が施された社殿群は国の重要文化財に指定されています。これらは棟梁・藤田孫平治、工匠・島村円哲ら名工の手によるものです。
また、平将門の戦勝祈願や芳賀氏をはじめとする武家の崇敬を受けた歴史を持ち、江戸時代末期には二宮尊徳が当社周辺を拠点に大前堰の改修に取り組んだことでも知られています。
大前神社のご祭神
| 神名(よみ) | ご神徳(ご利益) |
| 大国主神 (だいこく様) おおくにぬしのかみ | 開運招福をはじめ、健康や病気平癒、縁結び、五穀豊穣、家内安全などに関する信仰を集めてきました |
| 事代主神 (えびす様) ことしろぬしのかみ | 漁業安全や大漁祈願、商売繁盛、家業繁栄などに関する信仰を集めてきました |
※大国主神は別名:大己貴神(おおなむちのかみ)
では次に、実際に大前神社を参拝する際の流れについて見ていきましょう。
大前神社の駐車場と参拝の考え方|どこに停めるかで流れが変わる
大前神社には、境内周辺に複数の駐車場が整備されています。
特徴的なのは、どの駐車場を利用するかによって、参拝の始まり方が変わる点です。
表参道から鳥居をくぐって境内に入るルートもあれば、拝殿に近い場所から参拝を始めるルートもあります。
どちらが正しい・間違いということはなく、参拝の目的や状況に合わせて選べるのが大前神社の良さだと感じました。
この記事では、私自身が参拝した体験をもとに、
- 表参道(一の鳥居)から参拝したい方
- できるだけ境内に近い駐車場を利用したい方
それぞれに分けて、駐車場の概要と参拝コースの流れを順に整理して紹介します。
第2駐車場(P2)
表参道(一の鳥居)から参拝したい方

第2駐車場(P2)は、公式サイトでも「表参道(一の鳥居)から参拝される方におすすめ」と案内されています。
この駐車場を利用すると
- 第一鳥居
- 第二鳥居
- 第三鳥居(両部鳥居)
と大きな鳥居を3つ順にくぐる参拝ルートになります。
途中には稲荷神社・子安神社もあり、境内に入るまでの道のりも含めて参拝したい方には向いているコースです。
第2駐車場から参拝|表参道を通って境内へ
第2駐車場に車を停めた場合の参拝の流れを、写真とあわせて紹介します。
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一の鳥居

第2駐車場から歩くと、正面に大前神社の表参道と一の鳥居が見えてきます。
大前神社の一の鳥居は、県道61号(真岡那須烏山線)沿いに立つ、表参道の入口となる大鳥居です。
丸みを帯びた形から、やわらかな印象を受けました。
二の鳥居

大前神社の二の鳥居は、表参道上に立つ二番目の鳥居です。
神社の由緒によると、明治二十三年(1890年)に、花崗岩製の神明造の鳥居として、久保六平によって奉納されたと記されています。
朱塗りのためか、参道の中でもひときわ存在感があり、力強い印象を受けました。
表参道沿いの境内社(稲荷社・子安神社)

表参道沿いには、稲荷社と子安神社が鎮座しています。
稲荷社については、詳しい由緒やご祭神は公式サイトでは確認できませんでしたが、現在も境内社の一つとして参拝できる場所です。
子安神社は、大前神社の境内に鎮座する末社で、公式サイトの授与品案内によると、子宝や安産に関する信仰を集める社とされています。
境内では「子宝子安守」や「安産守」が授与されています。


子安神社の境内では、建屋内に安置されている獅子頭や建屋に掲げられた額絵を確認できましたが、いずれも由来や制作時期などの詳しい説明は現地では見当たらず、現在も境内で大切に保管されている奉納物の一つと考えられます。
三の鳥居(両部鳥居)

大前神社の三の鳥居(両部鳥居)は、表参道上に立つ三番目の鳥居です。
享和2年(1802年)に建立された木造の両部鳥居で、昭和56年12月25日には栃木県指定文化財に指定されています。
両袖部を備えた両部式鳥居の代表的な例とされ、屋根付きという点も特徴のひとつです。
また、江戸時代に建立された木造鳥居としては、現在残るものの中で県内最大級とされています。
大前二宮神社

両部鳥居をくぐってすぐ右手には、境内社の大前二宮神社が鎮座しています。
こちらは、江戸時代に農村復興に尽力した二宮尊徳翁を祀る社です。
平成21年11月16日、翁とゆかりの深い桜町二宮神社から分霊を勧請し、奉斎されました。
尊徳翁の偉業の起点とされる「大前堰」や「穴川用水口」を望む場所に建てられており、社には翁の学問的な側面を象徴するように元素記号が描かれた幕が掲げられています。
手水舎へ続く・・・
このように、第2駐車場からは表参道を通り、一の鳥居から三の鳥居までを順にたどりながら境内へ進む参拝ルートとなっています。
第1駐車場(P1)
境内に近い場所から参拝したい方
ご祈祷で来社する場合、西参道駐車場(第1駐車場)はとても利用しやすい駐車場です。
公式案内にも記載されていますが、特に初宮詣や安産祈願など、歩く距離をなるべく少なくして訪れたい場合には便利だと感じました。
車のお祓いはこちらの駐車場
西参道隣の舗装路をまっすぐ進むと、自動車のお祓い(交通安全祈願)を受けられる場所があります。
第1駐車場からは進行方向が分かりやすく、初めて訪れる場合でも迷いにくい動線だと感じました。
バイク専用駐車スペースがある
境内には、足尾山神社(通称:バイク神社)があり、多くのバイカーが訪れるそうです。
第1駐車場には、二輪車向けのバイク専用駐車スペースも設けられており、バイクで訪れる場合にも配慮された環境だと感じました。
※足尾山神社については、後ほど境内の見どころとして詳しく紹介します
第1駐車場から参拝|西参道から境内へ
第1駐車場に車を停めた場合の参拝の流れを、写真とあわせて紹介します。
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西口大鳥居

西参道側の入口に立つこの鳥居は、大前神社の御造替・創建1250年記念事業の一環として建立された、西口大鳥居です。
新聞社や施工会社の記録によると、高さ約7.5m、幅約5mとされ、境内にある5基の鳥居の中でも2番目に大きい規模になります。
実際に目にすると、木製の大きな鳥居で、扁額に掲げられた「福神」の文字が印象に残りました。
ご祈祷受付所

西口大鳥居をくぐってすこし進むと、左手にご祈祷の受付所があります。
第1駐車場から参拝した場合、この受付所までの動線は分かりやすく、初めて訪れる方でも迷いにくい印象でした。
初宮詣や安産祈願、交通安全祈願などの各種ご祈願は、こちらの受付所で申し込む形になります。
具体的な内容や受付時間については、変更されることもあるため、最新情報は公式サイトの案内を確認すると安心です。
手水舎へ続く・・・
このように、第1駐車場からは西口大鳥居をくぐり、ご祈祷受付を左に見る参拝ルートとなっています。
大前神社では、このように目的に応じて参拝ルートや駐車場を選べる点も特徴のひとつといえます。
なお、大前神社の公式案内では、このほかにも複数の駐車場が紹介されています。
それぞれ利用目的や混雑状況に応じて案内されているため、最新の情報については公式サイトの駐車場案内もあわせて確認すると安心です。
あち初めての方は、表参道から参拝するルートがオススメです
大前神社の見どころ
ここからは、私が実際に参拝した流れに沿って、大前神社の見どころを紹介していきます。
手水舎

花手水が奉納されることもあるそうですが、夏のこの日は見られませんでした。
手水鉢には多数のビー玉が沈められており、暑い時期でも涼しげに感じられました。
大前神社社殿

大前神社の社殿は、本殿・幣殿・拝殿からなる構成で、いずれも江戸時代の建築様式と精緻な彫刻が高く評価されています。
本殿

大前神社の本殿は、文禄2年(1593年)に再建された建造物で、三間社入母屋造・向拝付・銅板葺の形式をとっています。
宝永4年(1707年)の大修理の際には、棟梁を務めた藤田孫平治のもと、工匠の島村円哲らによって、現在まで残る彫刻や彩色が施されました。
本殿には、龍や唐獅子、麒麟、象などの霊獣彫刻に加え、琴高仙人をはじめとする神仙思想に基づく仙人彫刻が配置されているのが特徴です。
これらの彫刻や建築様式は、江戸時代初期の特徴をよく伝えるものとして評価され、
平成30年(2018年)12月25日、国の重要文化財に指定されました。
拝殿

拝殿は、元禄元年(1688年)頃に完成したと伝えられています。
建築形式は、三間三面・入母屋造・千鳥破風付で、向拝には一間軒唐破風が設けられています。
正面の向拝には、三斗組の構造に龍の彫刻が用いられ、木鼻には唐獅子が配されています。
また、向拝の軒唐破風には鳳凰の懸魚が取り付けられています。
拝殿内部や天井には、龍や鯉、四神などを題材とした絵が描かれており、本殿と同様に、江戸時代初期の建築や装飾の特徴をよく残しています。
拝殿も本殿とあわせて、平成30年(2018年)に国の重要文化財に指定されました。
ご神木「スダジイ」

社殿左手には、真岡市古木・名木に指定されているご神木「スダジイ」があり、樹高約20mに達する境内でもひときわ大きな常緑高木として、社殿脇に根を張っています。
2つの参拝ルート

社殿周辺には、「神庭特別拝観」と「幸せ参道」という2つの参拝ルートがあります。
神庭特別拝観

大前神社では、本殿・幣殿・拝殿が国の重要文化財に指定されたことを受け、社殿の彫刻を間近で拝観できる有料の「瑞垣内特別拝観」が実施されています。
私が参拝した際は特別拝観がお休みだったため、実際の拝観はできませんでしたが、受付場所の案内写真とあわせて、公式ホームページへのリンクを掲載しておきます。
拝観の実施日や受付時間は日によって異なるため、事前に公式情報をご確認ください。
幸せ参道

社殿の後方をぐるりと回るように続く「幸せ参道」は、細い小路を進みながら境内社を順に参拝できる参拝路です。
このあとでは、参道沿いに鎮座する境内社を参拝順に一社ずつ紹介していきます。
足尾山神社



足尾山神社は、大前神社の境内社の一つで、近年は二輪車の交通安全を願う参拝者から「バイク神社」として知られています。
ご祭神は猿田彦大神と天宇受賣命です。
近年は、足尾山神社が公式に「全国の二輪車守護発祥の神社」と案内していることから、二輪車の交通安全を願う参拝者が全国から訪れるようです。
境内にはバイク絵馬やミニチュアバイクの奉納が見られ、二輪文化と結びついた境内社として知られています。
二輪車交通安全に関する案内は、大前神社公式サイトでも紹介されています。
▶大前神社公式HP「二輪車交通安全」
猿田彦大神は、どんな神様?
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| 神名 | 猿田彦大神 |
| 読み仮名 | さるたひこのおおかみ |
| 主なご神徳 | 道開き、導きの信仰、交通安全 |
| ご神徳の特徴 | 天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を地上へ導いたと伝えられ、道を示す神として知られています。 正しい方向へ進むことを願う信仰と結びつき、旅の安全や新しい道の開拓を祈る存在として信仰されています |
天宇受売命は、どんな神様?
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| 神名 | 天宇受賣命 |
| 読み仮名 | あめのうずめのみこと |
| 主なご神徳 | 芸能上達、縁結び、商売繁盛 |
| ご神徳の特徴 | 天岩戸神話において、天照大御神を岩戸から出すために神楽を舞ったと伝えられています。 人々をつなぎ、心を和ませる芸能の神として、縁や商売がうまくいくことを願う信仰と結びついています |
小さな祠(境内の一角)

足尾山神社(バイク神社)の近くには、小さな祠が設けられた一角があります。
注連縄と紙垂が納められており、左右には狛犬も配置されていますが、案内板はなく、社名や祭神についての公式な情報は確認できませんでした。
現在は、境内の一角として静かに整えられている場所です。
明眼神社

明眼神社は、江戸時代の天明年間には「大前大権現・大明神」と称されていましたが、明治期の神仏分離を経て現在の社名となりました。
境内の案内板には、ご祭神として事代主神と薬師如来が記されています。
同案内板によると、眼病や物忘れなど、眼や頭部に関わる祈願と結びついた信仰が伝えられてきたとされています。
現在は「明眼様」とも呼ばれています。
事代主神は、どんな神様?
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| 神名 | 事代主神 |
| 読み仮名 | ことしろぬしのかみ |
| 主なご神徳 | 判断力、事の成り行きを見守る信仰、商売繁盛、海上安全 |
| ご神徳の特徴 | 大国主神の御子神とされ、物事の良し悪しを見極め、人々の判断を支える神として知られています。 国譲り神話で高天原の神々に従う決断を下したことから、託宣の神としても信仰されています |
薬師如来は、どんな仏様?
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| 仏名 | 薬師如来 |
| 読み仮名 | やくしにょらい |
| 主な信仰 | 病気平癒(特に眼に関わる願いごと) |
| 信仰の特徴 | 医薬に関わる仏として古くから信仰され、病気や身体の不調に関する願いと結びついた存在として知られています。 また、十二神将に守護され、衆生の病苦に向き合う誓いを立てたと伝えられています |
淡島神社

ご祭神は、少名毘古那神・息長帯帶比賣(神功皇后)です。
少名毘古那神は、大国主神とともに国づくりを行った神として知られています。
また、神話の中で神功皇后の窮地を救ったと伝えられることから、女性の守護神としての信仰とも結びついてきました。
淡島神社では、仁徳5年3月3日に遷宮が行われたと伝えられています。
この日付と、ご祭神である少名毘古那神と神功皇后の神像が男雛・女雛の原型とされていることから、雛祭りの起源に関わる神社とされています。
また、裁縫を伝えたとされることにちなみ、毎年2月8日には縫い針を供えてお祓いを行う儀式も伝えられています。
少名毘古那神は、どんな神様?
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| 神名 | 少名毘古那神 |
| 読み仮名 | すくなひこなのかみ |
| 主なご神徳 | 医療・医薬に関わる信仰、農業や産業の守護、温泉・酒造に関わる信仰 |
| ご神徳の特徴 | 少名毘古那神は、神産巣日神(高御産巣日神)の御子とされる小さな神で、大国主神と力を合わせて国づくりに尽くしたと伝えられています。 その旅の中で、人々に医薬や農耕の知識、酒造の技術などを伝えたとされ、こうした伝承から、医療や農業、温泉・酒造など幅広い分野に関わる神として語られてきました |
息長帶比賣(神功皇后)は、どんな神様?
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| 神名 | 息長帶比賣(神功皇后) |
| 読み仮名 | おきながたらしひめ(じんぐうこうごう) |
| 主なご神徳 | 安産・子育て、家内安全、旅や交通の安全 |
| ご神徳の特徴 | 仲哀天皇の后であり、応神天皇の母とされるお方で、妊娠中に軍を率いて三韓出兵を行ったと伝えられています。 母としての強さと国を守る力をあわせ持つ存在として、安産や家庭の守護、旅の安全を願う信仰と結びついて語られてきました |
皇大神宮

皇大神宮は、伊勢の神宮で20年ごとに行われる式年遷宮を記念して造営された社です。
平成25年の第62回式年遷宮を機に、第60回造営時の用材を用いて建立されました。
覆屋には、大前神社神苑の森林で育った檜材が使用されています。
ご祭神は、天照大御神と豊受気毘賣神です。
天照大御神は、どんな神様?
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| 神名 | 天照大御神 |
| 読み仮名 | あまてらすおおみかみ |
| 主なご神徳 | 皇室守護、全国総氏神、太陽や光に関わる信仰 |
| ご神徳の特徴 | 太陽の神として知られ、皇室の祖神とされる存在です。 天岩戸神話では、天照大御神が岩戸に隠れたことで世界が闇に包まれ、その後ふたたび姿を現し光が戻ったと伝えられています。 こうした神話を背景に、日本全国の総氏神として信仰されてきました |
豊宇気毘賣神は、どんな神様?
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| 神名 | 豊宇気毘賣神 |
| 読み仮名 | とゆうけひめのかみ |
| 主なご神徳 | 穀物・食事の守護、産業振興、生活の安定に関わる信仰 |
| ご神徳の特徴 | 天照大御神の食事を司る神として知られています。 穀物や食事に関わる神として、人々が日々口にする食べ物や生活の糧を大切にする考えと結びついてきました。 こうした役割から、農業や産業の安定、暮らしを支える基盤に関わる存在として信仰されています |
姫神神社・荒樫神社

ご祭神は、神屋楯比賣神と事代主神で、神屋楯比賣神は大国主神の妃神です。
荒樫神社は、平安時代の「延喜式神名帳」に名が記された由緒ある社の一つです。
古い記録によると、江戸時代にはすでに大前神社の神苑内に鎮座していたと伝えられており、現在の場所がその社地にあたると考えられています。
神屋楯比賣神は、どんな神様?
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| 神名 | 神屋楯比賣神 |
| 読み仮名 | かむやたてひめのかみ |
| 主なご神徳 | 心と面立ち(姿)を美しく磨く、神殿の守護 |
| ご神徳の特徴 | 大国主神の妃神であり、事代主神の母神にあたります。 御名のとおり「神の屋形(御社)」を守護する妃神で、心や姿を整え、内面の美しさを大切にする象徴的な存在として伝えられています |
事代主神は、どんな神様?
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| 神名 | 事代主神 |
| 読み仮名 | ことしろぬしのかみ |
| 主なご神徳 | 判断力、事の成り行きを見守る信仰、商売繁盛、海上安全 |
| ご神徳の特徴 | 大国主神の御子神とされ、物事の良し悪しを見極め、人々の判断を支える神として知られています。 国譲り神話で高天原の神々に従う決断を下したことから、託宣の神としても信仰されています |
大物主大國魂神社


大前神社の主祭神である大国主神の別魂(わけみたま)を祀る摂社です。
あらゆる良い縁を結ぶ「縁結び」や「幸結び」の社として知られ、多くの人々に親しまれています。
また、大きな特徴として、境内や地域の神社を建て替える際、工事の間だけ他の神様たちが一時的にお遷(うつ)りになる「仮のお住まい」という特別な役割も担っています。
大国主神の別魂とは?
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「別魂」とは、神様の霊的なあり方を示す表現の一つです。
一般的には、同じ神様であっても、場所や役割、働きの違いによって異なるお名前で現れると考えられています。
大物主大國魂神社では、大国主神の別の側面として、「大物主神(おおものぬしのかみ)」と「大國魂神(おおくにたまのかみ)」の二柱をお祀りしています。
あらゆる結びつきを大切にする「縁結び」や「幸結び」の神様として、古くから信仰を集めています。
天満宮


天満宮は、平安時代の優れた学者であり、政治家としても活躍した「学問の神様」菅原道真公命をお祀りするお社です。
道真公は幼少期より「神童」と称えられ、学問の最高位である文書博士から右大臣にまで昇りつめましたが、後に政争に巻き込まれ、九州の太宰府へと左遷されました。
延喜3年(903年)2月25日、再起を願いながらも太宰府の地で生涯を閉じられましたが、後にその清らかな生き方と功績が尊ばれ、御魂を鎮めるために全国各地で天満宮として祀られるようになりました。
菅原道真公命は、どんな神様?
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| 神名 | 菅原道真公命 |
| 読み仮名 | すがわらのみちざねこうのみこと |
| 主なご神徳 | 学業成就・合格祈願 |
| ご神徳の特徴 | 類まれな才能で文筆や学問を極めたことから、「学問の神様」として広く信仰されています。現在では、試験の合格や学力の向上を願う受験生や学生たちを支える守護神として、全国で篤く崇敬されています |
荒神社

荒神社は、真岡市で毎年7月に行われる「真岡市夏祭・荒神祭」の中心となる神社です。
境内には、本社御神輿・荒宮御神輿・若宮御神輿の三基の神輿が奉安されています。
例祭は毎年7月21日に斎行され、これを皮切りに、金・土・日の三日間にわたって神輿渡御が行われます。
期間中は、市内各町会の山車屋台の奉曳(ほうえい)や、五行川での川渡御、大花火大会などが行われ、最終日には、みや通りに神輿と山車屋台が揃い、本社へ還御(かんぎょ)します。
荒神社では、須佐之男命を疫病災禍除けや五穀豊穣に関わる神様としてお祀りしており、地域の守護を願う信仰の中心となっています。
須佐之男命は、どんな神様?
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| 神名 | 須佐之男命 |
| 読み仮名 | すさのおのみこと |
| 主なご神徳 | 疫病災禍除け・五穀豊穣 |
| ご神徳の特徴 | 須佐之男命は、「古事記」「日本書紀」に登場する神様で、八岐大蛇(やまたのおろち)退治の神話で広く知られています。 三貴子の一神とされ、天照大御神・月読命と並ぶ存在として伝えられています。 神話では荒々しい側面も描かれていますが、その一方で、災厄を鎮め、国土や人々の暮らしを守る神様として信仰されてきました。 須佐之男命は、全国の八坂神社・祇園社・八雲社・須賀社などで御祭神としてお祀りされており、地域ごとに異なる信仰の形が伝えられています |
稲荷神社

「お稲荷様」の名前で親しまれている、食べ物を司る神様・宇迦之御魂神をお祀りしています。
和銅4年(711年)に京都の伏見稲荷大社に鎮座されたのが始まりで、江戸時代には赤い鳥居や狐様とともに日本中に広まりました。
現在は商売繁盛や五穀豊穣を願う人々から、最も身近な守護神として大切にされています。
宇迦之御魂神は、どんな神様?
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| 神名 | 宇迦之御魂神 |
| 読み仮名 | うかのみたまのかみ |
| 主なご神徳 | 五穀豊穣・商売繁盛 |
| ご神徳の特徴 | 「お稲荷様」として最も有名な、全ての食べ物を司る神様です。 江戸時代以降、赤い鳥居と「お使い」である狐様とともに、全国各地で篤く信仰されるようになりました。 日々の暮らしを支え、実り豊かな生活をもたらす守り神として親しまれています |
琴平神社

琴平神社は、「こんぴらさん」の名で親しまれる金刀比羅宮を総本宮とする神社です。
ご祭神の大物主神は、交通安全や金運招福に関わる神様として知られています。
大物主神は、どんな神様?
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| 神名 | 大物主神 |
| 読み仮名 | おおものぬしのかみ |
| 主なご神徳 | 交通安全・金運招福 |
| ご神徳の特徴 | 大物主神は、「古事記」「日本書紀」に登場する神様で、大国主神の和魂(にぎみたま)とされる存在です。 古くから海上交通の安全や漁業に関わる神様として信仰されてきました。 近年では、「こんぴらさん」の名で知られる金刀比羅宮の信仰と結びつき、交通安全や金運招福を願う人々からも信仰されています |
大前恵比寿神社

大前恵比寿神社は、大前神社の境内に鎮座する恵比寿信仰の神社です。
境内で目を引くのが「日本一えびす様」と案内される大きな恵比寿像。
一般的な恵比寿様が鯛を抱く姿で表されるのに対し、こちらは金色の鯉を抱えている点が特徴です。
また、像の台座内部に社殿が設けられており、恵比寿像そのものが参拝の対象になっています。
鯛ではなく鯉が表現されている背景は、境内の案内や伝承とあわせて、別記事で詳しく紹介します。
\日本一のえびす様の詳細はこちら/
神楽殿

境内東側には、文政8年(1825年)に建立された神楽殿があります。
ここでは、伊勢神宮に伝わるとされる大々神楽が奉納されており、大祭の際には「だいこくえびすの舞」をはじめ、二十六座の神楽が舞われます。
札所

大前神社の授与所では、開運招福や商売繁盛に関わるお守り・お札が授与されています。
「幸運守」や「ご縁絵馬」など、大黒さま・えびす様にちなんだ授与品も用意されており、参拝後に立ち寄ることができます。
授与時間は通常8:30〜17:00で、初詣期間などは変更される場合があります。
また、遠方の方向けに郵送での申込みに対応している授与品もあります。
授与品の種類や詳細については、別記事であらためて紹介します。
\お守り・ご朱印などの詳細はこちら/
ご祈祷受付所

境内には、ご祈祷の受付所があります。
受付時間は8時30分〜16時20分。
初穂料は5,000円より(祈願内容により異なります)。
遠方の方や事情により参拝が難しい場合は、郵送でのご祈祷に対応している祈願もあります。
また、自動車のお祓いも受け付けています。
申込み方法や対象となる祈願の詳細は、大前神社公式ホームページ「ご祈祷・出張祭典」を確認してください。
※受付時間・初穂料・対応内容は変更される場合があります
境内カフェ「梅乃香」

大前神社の境内には、「梅乃香(うめのか)」というカフェがあります。
白い暖簾に赤字で「梅乃香」と掲げられた木造の建物が目印になります。
営業時間やメニュー・店内の様子については、以下にまとめました。
梅乃香の詳細を見る
(タップして開く)
営業日・営業時間
- 定休日:火曜・水曜
- 平日:10:00〜15:00
- 土日祝:9:30〜15:30
メニュー(参拝25/7/24時点)
- ソフトクリーム 400円
- アイスコーヒー 350円
- 招き猫サイダー 350円
- はとむぎジェラート 350円
取扱商品
飲食メニューのほかに、
- 縁起の良いお菓子類
- 干支の置物
- 招き猫などの人形
といった品も販売されています。
参拝記念や手土産として選びやすい内容です。
決済方法について
支払いは現金のほか、各種キャッシュレス決済に対応しています。
クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・AmericanExpressほか)、交通系IC、電子マネー、PayPay・d払い・楽天ペイなどが利用可能です。
店内の様子


店内は木の梁が見える造りで、ゆったり座れる和風の低い長イスがあります。
全体で15名ほどが座れる広さです。
イートイン利用が可能で、テイクアウトにも対応しています。
平日の15時前に利用しましたが、店内に数組の来店がありました。
おすすめ(はとむぎジェラート)

はとむぎジェラートは店内の休憩スペースでいただきました。
甘さは控えめで、参拝後でも食べやすい味わいです。
すっきりとした後味が印象に残りました。
まとめ
梅乃香は、ご祈祷や参拝の後に立ち寄りやすい境内の休憩スペースです。
境内散策の合間にも利用しやすく、店内で座って過ごすことができます。
参拝後のひと休みに取り入れやすい施設です。
※営業日・営業時間・商品内容・決済方法は変更される場合があります。
最新情報は、公式Instagram境内カフェ梅乃香および店頭掲示をご確認ください。
あち参拝後のひと休みにちょうどいい場所です
一粒万倍来福祈願祭

大前神社では、一粒万倍日にあわせて「一粒万倍来福祈願祭」が行われています。
この祈願祭は2025年7月から始まった新しい行事で、金運向上や商売繁盛、開運招福などを祈願する祭典です。
私はその記念すべき第1回に参加することができました。
祈願祭の概要は次の通りです。
- 申込み不要(当日参加可能)
- 祈祷料:3,000円〜(お気持ち)
- 開始10分前までに祈祷受付へ
- 社殿内で祈祷
- 所要時間:約30分
祈祷は社殿内で行われ、椅子が用意されているため正座の必要はありません。
祈祷料を納めるための専用の奉書(包み紙)が配られ、その中にお金を入れて納めます。
この奉書の中には代表として参拝する方を示す記しが付いているものが一つだけあり、祈祷の途中でその方が前に進み、代表として参拝します。
私が参加したときは残念ながら当たりませんでしたが、社殿内で祈祷に参列できる貴重な体験でした。
祈祷が終わると来福守が授与されます。
来福守の詳しい内容については、授与品の記事で紹介しています。
\来福守の詳細はこちら/
大前神社の基本情報と交通アクセス・駐車場情報
基本情報
| 神社名 | 大前神社 (おおさきじんじゃ) |
| ご祭神 | 大国主神 (おおくにぬしのかみ) 事代主神 (ことしろぬしのかみ) |
| ご神徳 | 商売繁盛・金運招福など |
| ご朱印 | 直書き・書き置き・型抜き (初穂料500円〜) ※授与時間・詳細は別記事にてご紹介しています |
| 所在地 | 〒321-4304 栃木県真岡市東郷937 |
| 電話番号 | 0285-82-2509 |
| 拝観時間 | 4月~10月 9:00~17:00 11月~3月 9:00~16:00 |
| 駐車場 | 境内および周辺に参拝者用駐車場あり (通常案内はP1〜P7、P8は行事時使用) |
| トイレ | 有(大前神社境内施設内) |
| 公式ホームページ | 大前神社公式ホームページ |
交通アクセス
| 車の場合 | 北関東自動車道 真岡ICから約15分 詳細はNEXCO東日本ホームページをご確認ください |
| 電車の場合 | 真岡鐵道 北真岡駅から徒歩約15分 ※最新の運賃やその他詳細は 真岡鐵道公式サイトでご確認下さい |
| 地図 | Googleマップで見る |
駐車場
大前神社には、8つの駐車場が用意されています。
第1駐車場(西参道側)、第2駐車場(表参道側)のほか、周辺にも複数の駐車場があります。
参拝の目的や利用するルートに合わせて選ぶのがポイントです。
最新の場所や利用案内については、公式ホームページの駐車場案内で確認できます。
大前神社まとめ

大前神社は、栃木県真岡市に鎮座する延喜式内社で、延喜式神名帳に記載された下野国の式内社11社の一つとされる古社です。
国の重要文化財に指定された本殿・拝殿を有し、極彩色の彫刻を間近で見ることができます。
ご祭神は大国主神と事代主神。
開運招福や商売繁盛を願う信仰で知られ、だいこく様・えびす様を祀る神社として案内されています。
駐車場は複数あり、参道の選び方によって参拝の流れも変わります。
初めて訪れる場合は、駐車場の位置や参拝順を確認してから向かうと安心です。
歴史ある式内社を訪れたい方、文化財建築をじっくり見たい方、だいこく様・えびす様にゆかりの神社へ参拝したい方に向いている一社です。
あち参拝のあと「今年はどんな一年にしようか」と考えることはありませんか?
年初に神社を参拝すると、気持ちが自然と整います。
私はその流れで、これからの一年をどう過ごすかを考えるようにしています。
参考にしているのが、ゲッターズ飯田さん著書の「五星三心占い」です。
私は毎年購入し、その年の流れや日々の傾向を確認しています。
自分のタイプは、公式サイトで確認可能です。
公式サイトはこちら→ゲッターズ飯田の占い
金運おすすめの神社
○本記事の由緒・ご祭神・ご神徳・彫刻・境内社などに関する情報は、大前神社の公式ホームページや栃木県神社庁公式ホームページ「大前神社」、境内に設置されている案内板および関連資料をもとに構成しています。(2025年7月時点の公開情報に基づく)
○記事内でご紹介しているご神徳(ご利益)は、古くから信仰されてきた内容に基づくものであり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
○神名やご神徳の表記は、「古事記」「日本書紀」、または一般的な表記を参考にしていますが、同じ祭神であっても、神社ごとの由緒や伝承、信仰の広がり方の違いにより、ご神徳やその特徴の捉え方・表現が異なる場合があります。
○神社の由緒やご祭神、ご神徳に関する案内内容は、今後の調査や見解の整理、公式情報の更新などにより、表現や位置づけが変更される場合があります。
○季節行事や特別な行事にあわせて、限定のご朱印やお守りが授与されることがあります。授与を終了している場合もありますので、最新情報は社務所・公式サイト・公式SNS等でご確認ください。


